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まずは脳内を整理しよう!

本日は、

  • 入社してある程度日にちが過ぎているのに自分の成長が実感できない
  • 新しく入社したばかりで仕事の考え方を知りたい
  • 判断に時間をかけている

と、思っている方にフォーカスした記事です。

僕も入社して月日が過ぎていますが、仕事のことはもちろん、コミュニケーションの行き違いをよく起こしてしまい、不要な指摘や回答をもらうことがあります。自分が知っていたことも指摘されることもあり、心のなかはモヤモヤします。苦笑

既に知っていること、新しく知りたいこと、確認したいことなど仕事ではさまざまな疑問がでてきます。それら1つひとつを自分で解決していけたら理想ですが、現実はそうは簡単にいかないものです。どこかで確認したり質問したりとコミュニケーションが必要になります。

今回の記事では、生方正也(うぶかた まさや)さんの著書、結果を出す人がやっている「思考整理」の習慣 スピードと質を上げる考え方・段取りのポイントを参考にしながら、思考整理の重要性についてご説明します。

方法論はたくさんもたなくていい

はじめにお伝えしたいことがあります。それは自分とその環境にマッチする仕事の方法論を身に着けるということです。

現在の情報入手のしやすさから、仕事のノウハウを調べようと思えばいくらでも調べられます。しかし、重要なのは、その方法論が自分に合っているかだそうです。また、働いている職場にマッチする方法論をみにつけないと役立てられません。

ですので、書店に足を運び気になったノウハウ本を購入するのではなく、現在仕事でいき詰まりを感じていることを明確にし、それとマッチする本を探しましょう。たくさんのノウハウ本を購入・読破した後に1つひとつ実践するのはそれこそ非効率的です。

仕事に正解はない

学校では、テストに代表にされるように、「正解」が常に存在していました。しかし、働き始めると、「正解」という概念はなくなります。たとえば、契約の取れそうな顧客に対し社員全員が納得いく企画書を提案したところで、それが通る可能性は、100%ではありません。

もしかすると、競合他社が提案する内容が最も魅力的な提案だったり、何らかの事情で、今回は契約を辞退するなどのように、自社がよくても結局はクライアント次第なのです。そのため、「正解を求める仕事」をする考えは望ましいとはいえないと生方さんは指摘しています。

学校では教えてくれない判断力

仕事に正解はない。これは考え方次第では、正解がないので、自分の考えをそのまま資料にしちゃってもよい、と考えてしまうでしょう。ですが、そうするとクオリティにブレが生じます。なにより、自分勝手な仕事になってしまいます。

そうではなく、クライアントに需要のある商品を提供するのが業務ですよね。そのためにも、作業フローがあらかじめ用意されています。しかし、なかにはイレギュラーな対応もあります。このとき、指示内容通りにやったからといっても、仕事がうまくいくわけではありません。

このときに必要なのが「判断」です。この判断するのがなかなか難しいポイント。判断力は学校では教えられません。ですので、社会に出てはじめて判断力の大切さを学ぶ方は多いかと思います。少なくとも僕はその一人です。

ここで冒頭でお伝えした思考整理の重要性にたどり着きます。判断力を培うには、日ごろから頭のなかでモヤモヤしている要素を具体的にする必要があります。すると、今までみえてこなかった課題や解決のためのヒントなど、あらゆる要素が可視化できます。

そうして、次の仕事に活かすための実践方法も浮かんでくるというわけです。ですので、毎日頭の中を整理する習慣を身につけましょう。こんなことをいう僕もまだまだではありますが、社会人に必須のスキルだと断言できます。

まとめ

業務上の知識を覚えるとともに、頭のなかを常に綺麗に整理整頓する習慣を身につけましょう。

思考がクリアになれば、脳の回転も速くなるでしょう。そして自分の課題や解決に向けての方法がすぐに頭のなかに浮かんでくるはずです。同時に、素早く意思決定する判断力も養えますので、質の高い情報を集めることも可能になるはずですよ。

——参考書籍&サイト——

  • 結果を出す人がやっている「思考整理」の習慣 スピードと質を上げる考え方・段取りのポイント(著:生方正也 2019年初版 発行:日本実業出版社):アマゾン