メンタルヘルス

前向きに取り組もう!モチベーションの保ち方とは

「なかなか思うように作業が進められない」「目標を設定しているけれどやる気がでない」と、普段の生活がモヤモヤしている人はいませんか。

書籍やネットでも、モチベーションの保ち方が数多く紹介されており、すでに試したという人もいるでしょう。しかし、実践してもなかなかうまくいかず、自らを悲観的に考えることも少なくないはず。もしかすると、それは実践方法が自分の性格とマッチしていないだけかもしれません。というのも、モチベーションを保つ方法は、人によって異なるからです。

そこで、目標へアプローチするときの性格から、目的達成まで持続するモチベーションの保ち方についてご紹介します。この記事が豊かな生活を作りのきっかけになることを切に願います。

性格とノウハウは相性がある

「Life & Mind+」(ライフ&マインド) 自分を高めて人生を120%楽しむ!によると、モチベーションを維持・向上するためのアプローチが5つご紹介されています。なかでも、目的に対する自身の向き合い方が異なり、それによってモチベーションを保つ方法も変わるようです。下記が目的に対する4つの性格傾向です。

  • 「目的志向型」or「問題回避型」
  • 「オプションタイプ」or「プロセスタイプ」
  • 「主体行動」or「反映分析」
  • 「内的基準」or「外的基準」

ご自身の性格と相性のよいモチベーションをみつけるためにも、一度チェックしてみましょう。

自分の性格を診断する際はこちらからどうぞ:やる気とモチベーションを高め維持する5つのアプローチと9つの方法

ちなみに僕の場合は、「目的志向型・オプションタイプ・主体行動・外的基準」でした。ただ、結果によっては、問題回避やプロセスタイプの傾向にも心当たりがあったので、「どちらかというとこの性格かもしれない」という具合に割合で考えたほうがよいかもしれないです。

楽しいと思えるかがカギ

ご自身の性格を理解したところで、なにを目標にするかを考えましょう。このとき、楽しいと思える
目標設定
が重要です。というのも、人は苦手な分野に抵抗を感じるからです。

たとえば、勉強の嫌いな人が「7日間のうちに問題集を1冊以上突破する」という目標は困難ですよね。一方で、楽しいと思える分野は時間を忘れて夢中で取り組めるはずです。

ゲームやアニメ、読書や工作など、好きな分野はさまざま。なにが好きか、得意とするかを改めて見直し適切な目標を定めましょう。

明確な目標ほどよい

目標を設定する際は、可能な限り具体的な内容にしましょう。「社会を変える」という目標を設定すると、たくさんの手段があり、その手段を考えなければなりません。また、具体的目標であるほど、達成までにかかる日数を逆算したり、途中でつまづいたときに原因をみつけやすいからです。

掲げた目標に向かってブレずに走り続けるためにも、設定する目標は具体的にしましょう。

やるしかない!の気持ちをもつ

仕事におけるキャリアプランがなかったと語る伊藤洋一さん。著書「やりたいことなんてなくていい。将来の不安と焦りがなくなるキャリア講座」の「働くモチベーションを高める方法」(第2章)で働くモチベーションについてとにかくやりきることが大事と述べています。以下引用です。

このとき、「あなたしかいなんだ」と僕を頼ってくれたのが、この経理部長でした。とはいえ、僕はバリバリ仕事ができる状態ではなく、毎日吐きそうになりながらどうにかこうにか仕事をしている毎日。そして仕事のスキルもまったくついていません。「大丈夫かな?」というのが正直なところでした。
(中略)
考えてみると「あなたしかいないんだ」と言ってくれた取引先の経理部長といい、背中を押してくれた上司といい、助けてくれた先輩たちといい、僕はメンターのような存在になってくれる人に恵まれていました。こうなるともう、やるしかない。

環境を作る手段も視野に入れる

必ずやり遂げるといった強い気持ちが、実現の一歩です。ただ、適切な目標を定めても環境が目標を妨げる可能性もあります。

たとえば、アイディアを活かして仕事をしたいのに、マニュアル重視の仕事ばかりだと乗り気になりませんよね。それと同じで、環境によっては掲げた目標を邪魔してしまうのです。「それなら環境を変えればよい」という人もいるでしょう。しかし、そんな簡単な話ではありません。環境を変えるということは、今までお世話になった人から離れたり、新たな環境へ移る手続き(引越しなど)したりします。そしてその環境が目標とマッチしている保証はどこにもないためです。

個人的には、環境を変えるではなく、環境を作るほうがよいと思っています。少しずつ自分の取り組みたい環境を作っていくことで、新たに環境を設ける必要はありません。

人に合わせないこと

ここまでで、モチベーションの維持・向上について説明しました。

大切なのは自分の目標を成しえることであり、人に合わせる必要はありません。「あの人のようになりたい!」と思うことは自由です。しかし、あくまでご自身の道を大事にしてください。

——参考書籍&サイト——