落ち込む男性

落ち込んだときの考え方

突然ですが、皆さんは私生活や仕事で心が折れそうになったときはありませんか?

なかには「そんなことは経験したことがない」という方もいるかもしれませんが、多くの方は何かしらの恥ずかしいさや悔しさといった挫折経験をもっていると思います。些細なことならまだしも、再起不能になるほど押しつぶされそうになることもあると思います。

僕自身はIT業界で働いているのですが、なかなか成果を出せずにいる自分に悲しくなったり先輩社員からの言葉に心がくじけそうになります。仕事でうまくいかない日々が続くと、何が間違っているのか、なぜうまくいかないのか、この先も同じように仕事でミスをしてしまうのだろうかなどと不安になりますよね。

仕事の選択権は個人の自由ですが、職場を楽しいものにするか、辛いものにするかは自分の心の持ちようで大きく変化します。たとえすぐに結果は出せなくても、粘り強く向き合っていれば、自分のなかでの成果は得られるはず。

そこで、今回は少しでも前向きに物事をとらえるポイントについてご紹介します。

人は環境から物事を自分を考える

心理学者ベム(BEM,D,J)によると、自分自身の行動や感情などは外部の情報から客観的に分析する傾向があると述べています。これは、自分自身に限った話ではなく、他人の行動や感情にも同じように考える傾向があるそうです。これを心理学用語で「自己知覚理論」といいます。

たとえば、「あなたの性格を教えてください」と質問されたとしましょう。このとき、知らない人にも積極的に話かけるという要因やいつでも笑っている自分を思い浮かべて「明るい性格なのかもしれない」という考えに至る方もいるのではないでしょうか。逆に落ち込むと答える方は明るく振舞っている自分よりもマイナスなイメージ理由を見出して答えてしまうでしょう。

このように、自分の性格について他からの情報をもとに決めていることが多いのです。

人は環境から自分のことについてを考えるため、自己知覚理論を上手に活用しながらモチベーションの維持・向上に繋げられます。

小さなことも前向きに考えよう

自己知覚理論をベースに考えると、物事を前向きに捉えることで日常がもっと楽しくなります。そのためにも小さな成功体験の積み重ねも意識しましょう。

たとえ小さくてもうまくいくことで心にも余裕がもてますし、なにより成功した経験が今後壁遭遇したときの支えにもなります。また、成功体験の積み重ねはモチベーションの維持・向上に繋がります。

頑張り続ければきっと良いことが待っている

「成功体験の積み重ねを意識してはいるけれど、結果がすぐに出ずに落ち込んでしまう」という方もなかにはいるかと思います。それでも焦ることはありません。自分に何ができるのか・何をすべきなのかを考え、己と向き合うことで辛い状況の中でも楽しいと思える部分を見つけられるでしょう。

僕は中学生の頃にシンガーソングライターの浜田省吾という歌手の存在を知りました。浜田省吾さんの作る曲は、己と向き合い、人生と向き合う。誰もが辛いことも楽しいこともあるし、それを乗り越えて生きているというメッセージに心を打たれました。

ここでご紹介する「家路」で「どんなに遠くてもたどり着いてみせる。石のような孤独を道ずれに。空とこの道出会う場所へ」というの歌詞があります。「うまくいかないことが続いても、やるだけやろう」と応援してくれるようで、元気を与えてくれます。辛いことは続くかもしれないけれど、できることはすべてやり尽くして、自分にも自分の人生に満足しようじゃないか、とそう思わせてくれる名曲です。

僕自身も含め、この記事をお読みの方で今の状況をなんとかしようと思っている方へ、少しでも前向きに捉えてほしい、のでぜひ聴いてみてください!

——参考書籍&サイト——